当園は、2021年(令和3年)大阪府箕面市でにんにくを専門とした農園として開業しました。
日本国内の在来種はもとより、海外の品種も栽培し、にんにくのことであれば総合的にご提案ができるように多種多様に取り揃えております。
例に漏れず、にんにく栽培も大切なことはまず土づくりです。にんにくは肥沃な土壌を必要とします。農業革命といわれた化学肥料や農薬の開発は、生産性や省力化など様々な恩恵を我々にもたらしてくれました。しかしながら、何事にも良い側面の裏には必ず悪い側面、負の側面があるように、長年にわたり化学肥料や農薬を使用してきた土は、今や限界を迎えようとしております。長らく慣行農法で作られた土は微生物や栄養が乏しく、土の硬質化を引き起こします。また、過剰に施肥された化学肥料や農薬は、土壌に影響を及ぼすばかりではなく、環境に流出し、地下水、河川、海洋と影響を及ぼします。
農業における「土づくり」とは、原点にして頂点と言い切ってもよいほどに大変に重要なことです。当園では、土壌の化学性(肥料成分)、物理性(保水力)、生物性(作用する微生物)を科学的にアプローチして、にんにくを美味しくするために土をつくります。
そして、追肥もにんにくを美味しくするために独自にブレンドをして固形、液肥など数種類の肥料を作り、さらにそこから施肥量、タイミングなどを変えるなどして、どのパターンが一番美味しいにんにくとなるのかを毎年試験的に試行錯誤をして栽培しております。
また、栽培後も機械分析や官能評価を経て、出来栄えのよかった優良株を選抜、当園の基準をクリアしたにんにくのみを「シン・にんにく」のブランドとして販売しております。
これまでの農業は、師事した(おおよそ家や組合単位)ところがこうしていたのでこういうものである、なんとなくこうした方が良い気がするなど、いわゆる明確な理由はなく経験則や勘などによるものが多くありました。
現代は科学文明の時代です。当園では科学で解明できるもの、科学でよくできるものは存分に使い、科学的に根拠や効果がないような栽培方法や、勘などには頼らずにすべての過程で明確な理由と根拠を持って、美味しいにんにくを栽培できるように追求しております。
農業を取り巻く環境は悪化の一途を辿っております。担い手不足、後継者不足、高齢化、低賃金、3K(きつい、汚い、危険)イメージの定着、耕作放棄地、食料自給率の低迷など枚挙に暇がありません。
当園は、「あえて大阪で農業をする意味」も含んだ営農をしております。
ご承知の通り、大阪は大都市圏でありおおよそ農業振興地域のイメージはなく、現に大阪府内の全国に占める農地面積は全国第46位(47位は東京都)となっており、その中でどれだけの生産数を出そうが、数の面では他県に敵うわけがありません。
「数で勝負ができないのであれば、質で勝負するしかない。」いわゆる、都市型農業を展開して徹底的に質にこだわること。また、都市型であるがゆえに消費者との距離が近く、大都市圏である大阪府は逆の見方をすれば潜在的な農業ニーズを持つ人口の絶対数が多いという点があります。
その点からも農園事業を営み、都市部に農地を保有する社会的責任として、環境保全、防災機能、緑地空間の観点などをはじめ、大阪市内の小学生に対する農業体験、児童発達支援・放課後等デイサービス事業者との連携、就労継続支援B型事業所との農福連携、就農支援などを展開しております。
繁忙期には日雇い雇用で農業アルバイトを募集、毎回多くの方がお越しになり、大阪で農業の実務を経験できる機会として好評をいただいております。
大阪は古来より「天下の台所」を持ち、「食い倒れの街」といわれ、食に関しては非常にシビアな評価がなされます。その大阪で一番のにんにくを生産すれば、ひいては日本一のにんにくになる、その一念で毎日にんにくと向き合っております。
1990年(平成2年)箕面の旧家の長男として生まれました。
私の生まれた当時は、箕面ものどかな里山、田園風景が多く見られるところでした。毎日のようにその中を友人たちとかけまわっていたことをよく覚えております。
私の中学~高校時代にかけて、箕面では彩都まちびらき、箕面トンネル開通、箕面森町まちびらき、小野原西の開発などあちらこちらで宅地開発が行われました。幼いころに遊んだ幼馴染が立ち退きで引っ越したり、人と自然が共生していた里山、田園風景がなくなっていくことに、子どもながらに「増える」「拡大」などのみを是とするような考え方に疑問を抱いたのを覚えております。
もともと自然に対して人一倍の畏敬の念を持っていた幼少~少年時代に、見慣れた風景が開発によりなくなる様を間近に見てきたためか、環境問題などのテーマに強い関心を抱くようになっておりました。
もちろん、開発が悪いというつもりはありません。私も、もったいないの精神はあれども、普通に電気・ガス・水道・ガソリンなどのエネルギーを消費して暮らしており、高速道路ができたり、北大阪急行の駅の延伸開業で便利となり、恩恵もたくさん受けております。
単なる自然破壊、環境破壊という言葉だけで簡単に片づけられるほど、現代の社会生活は画一的ではありません。
こうした背景もあって、大学は環境学部に進学し、同時に非常に強い興味を持っていた経営学を経験的に学ぶことも含めて19歳のときに最初の会社を設立し、「もったいない」の精神から古物商を運営し始めました。
さらにその後、日本国内での勉学に限界を感じはじめてイギリス ロンドンに留学し、経営学(特にERM:Enterprise Risk Management 全社的リスクマネジメントを専攻)を学びました。
この留学で国際社会の立場から日本を客観的に見た経験が、私に強烈な危機感と責任感を芽生えさせるきっかけになりました。
先進国の中でもトップクラスに進んでいる少子高齢化社会、国際競争力の低下、下がり続ける幸福度。日本という国が、日本の社会が、日本の風景が、日本人がこのままでは滅びてしまうとさえ感じました。
2012年に帰国して、早速「人口減少社会・少子高齢化社会」について研究。人口減少による一次産業をはじめとした伝統や文化の継承が困難になっていくことに憂いを感じ、日本の一次産業にはどのような形であっても必ず将来的には貢献しようと誓いました。
その後2014年の大学卒業と同時に、次はエコ関連・次世代エネルギー関連を取り扱う会社を設立し、さらに2016年には貿易・インバウンド事業をメインとした貿易会社を設立、イギリス、フランス、ドバイ(UAE)などで経営を行っておりました。
しかしながら、2020年に新型コロナウイルスが蔓延すると、輸出入とインバウンド事業が主だった貿易会社は業務を失い、会社を閉鎖する事態となり、生まれ故郷である箕面に戻ってまいりました。
この通り、私の行動原理には常に「環境」や「日本の未来への憂い」がありました。限りある資源を大切にし、環境負荷を可能な限り抑制し、月並みな言葉になりますが、美しい自然の景色や地域ひいては綺麗な日本を子々孫々まで残したい、こうした想いが私の行動原理でした。
新型コロナウイルスが蔓延し、海外はおろか国内出張もままならない状況になり、生活そのものを見直さなければならない状況に陥ってから、この状況でもできることを考えたときに真っ先に出てきたのが、家の農業を引き継ぐことでした。その時の状況としては、本当にただの自家菜園で、出荷もせずに多くできれば知り合いにわけたりする程度のものでした。
時を同じくして、知り合いの方が私に「畑をお持ちでしたら臭いにんにくを作ってくださいよ。」と声をかけてくださいました。にんにくが好きだった私は、この言葉が後押しとなり、貿易で築いてきたものも活かし、日本中、世界中のにんにくをこの畑で栽培しようと決意しました。
農業に関しては、素人同然でしたので一から勉強し、その中で一見自然と調和しているように見える農業であっても、化学肥料や農薬による環境負荷などの問題があることを知りました。
可能な限り自然のものは自然の中で循環させたい、環境負荷を抑えたい、その思いから元来の有機物を使った栽培に取り組み、畑から出たものを堆肥化して畑に還元するなど、いわゆる循環型農業を理念として運営しております。
また、私は三児(長女、次女、長男)の父でもありますので、作るものは「自分の子どもにも安心して食べさせてあげられるもの」を念頭に栽培しております。どなた様にでも安心して召し上がっていただけるものを作っております。
私の生まれ育った箕面へ、自分がここで育ててもらった分、次は自分が育てる側へ。少しでも役に立てばと帰国後に箕面市消防団に入団し、2025年度(令和7年度)は箕面市消防団 豊川方面隊幹事を拝命しております。防災士の資格も持っており、別の仕事では防災・減災を専門に扱う機関にも出入りしておりましたので、普段からの防災への準備はもちろんのこと、有事の際は地域の安全を守れるように努めます。
また、弊社では経済産業省「事業継続力強化計画」の認定を受けており、法人としても防災・減災への備えをしております。
にんにくを初めて栽培したのは2021年(令和3年)9月の植え付けでした。
同年7月から家の畑で耕作放棄になっていた部分を草刈りからはじめ、土壌をしっかりと耕し、植え付けて芽が出たときは本当にうれしかったのをよく覚えております。
にんにく自体はものすごく手間のかかる作物ではありませんが、栽培期間が7~8か月と長いため、栽培期間中に何かがあると替えがきかない、他の野菜で植え直しができないなど、栽培期間中は気を抜けないものでもあります。
にんにくでは良い土づくりが非常に大切です。当園では年に2度、専門機関に土壌分析を依頼し、にんにくの栽培に適した土壌改良を行っております。また、可能な限り自然の中で循環させたいという想いから化学肥料や農薬を省くのはもちろん、土づくりや肥料にも天然の動物性堆肥(牛糞、鶏糞など)、植物性堆肥のみを使用しております。
夏場の雑草や、畑から出る野菜の残渣なども使い、自家製堆肥も作って畑に使っており、常に改良を加えてにんにくに最適な堆肥にできるよう努めております。
にんにく栽培で一番難しいとされているのが、実は「乾燥」です。畑から掘り起こした後も全く気が抜けません。収穫後、貯蔵性を高めるために乾燥させるのですが、この段階で腐敗したり、変色したり、カビが生えたりすれば一年間の苦労が台無しになる作業です。
青森県などの収量が多い地域のにんにく農家では、一般的ににんにく乾燥機を使用し、高温で一気に乾燥させます。もちろん、この方法の方が失敗は少なく、いわゆる「規格」に収まった綺麗なにんにくができます。
当園では、にんにく乾燥機を使用せずに、昔ながらの自然乾燥でにんにくの風味を飛ばしてしまわないように乾燥させています。短時間の温風で強制乾燥させたにんにくよりも、この自然乾燥の方がにんにく本来の風味がしっかりと残ると確信しております。
そうして、ようやく出荷を迎えるにんにくですが、各試験栽培した中から優良株を選抜し機械分析と官能評価を実施、次の植え付けの優良株(種にんにく)として保管します。
3年の研究期間を経て、栽培ノウハウは保有しておりますが、現状は最上ではないと常に心掛け、毎年栽培パターンを少しずつ変えたりしながら試験栽培を繰り替えております。
当園では、味と香りが優良であった上位10%程度のにんにくをひとつひとつ選抜して「シン・にんにく」のブランドとして販売しております。
また、寒地系にんにくは気候の違いからどうしても当地では出来栄えが悪いため、にんにくのメッカである青森県福地村(現:南部町)に「トラキチ農園 青森県協力圃場」を設置、管理者兼共同研究者:福地にんにくR&S代表 東京農業大学客員研究員、元青森県産業技術センター野菜研究所病虫部長 山下一夫氏と協力して研究を進めてまいります。
山下一夫氏は2024年現在、国内外から収集したすべてのにんにくで、生長点培養によって作り出したウイルスフリー株の栽培研究をされております。
生産物として消費者へ出荷するものだけではなく、ほかのにんにく農家へもウイルスフリーの株を提供できるようになれば、全国に蔓延しているイモグサレセンチュウなどの抑止となり、日本のにんにくの生産量の底上げにもつながり、にんにく界隈には明るい展望になると考えております。
にんにくは、ヒガンバナ科ネギ属に属する植物です。
食べているにんにくは、その球根(鱗茎)部分に当たります。
その強烈な風味と栄養価から、世界中で香辛料などとして食用されております。
原産地はキルギス砂漠地帯付近(中央アジア)とされており、栽培や利用・食用の歴史も大変古く、紀元前3200年頃には古代エジプトで栽培されていたとのことです。
その後、大陸伝いで漢(現在の中国)へ伝わり、「胡(こ)(当時の漢では、中央アジアのソグディアナ諸国のことを胡の国と呼んだ)から持ち込まれた植物」という意味で、「葫(にんにく)」の名が付きました。
日本には奈良時代に中国から伝わったとされています。
「古事記」には、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際、足柄坂の神である白鹿に対して、蒜(ひる=にんにく)を投げつけて退治したとの記載があります。
仏教においては、にんにく、ネギ、ニラ、玉ねぎ、らっきょうを「五辛」と称し、煩悩を増長させるとして食用が禁じられていました。
漢語に由来する漢字表記としては「蒜」「大蒜」「葫」がありますが、現在の「にんにく」の日本語呼称の語源の由来は(諸説ありますが)仏教用語の「忍辱」とされています。忍辱には「侮辱や苦しみに耐え忍び心を動かさないこと」という意味がありますが、実際には当時の僧侶たちが禁食されていたにんにくを隠れて食べていたとされ、隠語として「忍辱」を用いたことが語源になったわけです。
このように、日本でのにんにくの歴史は長らく表立っては禁食されていたものであり、元々の食文化で肉や油を摂る習慣のなかった日本では、食材というよりは薬や漢方として用いられていました。江戸時代になり、徐々に食用として用いられるようになり、たぬき汁や鹿汁、きじ汁などの薬味として使われたようです。
近代、特に戦後になり、食の多様化・西洋化により需要は一気に高まりました。
にんにくの生産地としては、中国が全世界の生産量の約8割を占めており、世界中で中国産のにんにくが手に入る状態です。
日本では、青森県が国内生産量の約7割を占めており、次いで北海道、香川県、宮崎県となっています。ここ数年での北海道のにんにく生産量はかなり伸びてきており、一昔前までは2位であった香川県を追い抜きました。
青森県や北海道で生産されているのは寒地系のにんにくで主に「福地ホワイト六片」、香川県をはじめとした四国では暖地系の「上海早生」、宮崎県などの九州では同じく暖地系の「嘉定種」の品種が多いようです。
大阪府でのにんにく生産量は2016年時点では約12トンで、生産量順位は47都道府県中45位です。
にんにくが強壮用、栄養価の高い野菜として周知されているのには、まず「アリシン」があります。にんにくの辛みやにおいも、この「アリシン」によるものです。アリシンは元々「アリイン」という無臭のアミノ酸の一種ですが、にんにくを擦ったり切ったりすることで「アリナーゼ」という酵素の作用によりアリインはアリシンに変化します。
アリシンは体内でビタミンB1と結合して「アリチアミン」という物質になり、これがビタミンB1の吸収を促進します。また、にんにく自体もビタミンB1が豊富に含まれているため、疲労回復効果が期待できます。また、アリシンには血中コレステロールの上昇を抑える効果もあるため、動脈硬化などの予防にも効果的です。
このアリシンをはじめとする硫化アリル類には強力な殺菌効果があり、体内で増えた活性酸素に対して強力な抗酸化作用があります。抗酸化とは体内の酸化を抑えることであり、老化やガン、生活習慣病の予防になります。
アメリカで実施された「デザイナーフーズ計画」という、長年のガン研究による膨大なデータを基に、植物に含まれる物資でガン予防に役立つ食品をリストアップしたピラミッド型の図(デザイナーフーズ・ピラミッド アメリカ国立癌研究所)がありますが、にんにくはその頂点に挙げられている食品です。
しかしながら、強壮のため健康のために食べれば食べるほど良いというわけではなく、生の場合は1日1片、加熱調理の場合は1日3片を超えて摂取すると副作用が現れる可能性があり、体調などで胃の活動が低下しているときなどは胃壁を痛める可能性もあるため、適量を守ることは大切です。
強烈なにおいと味から、世界各地の文化や伝承で、神聖視されたり忌み嫌われたり、様々な捉え方をされています。日本では前述の古事記の記載があり、古代ギリシャでは魔術を破る霊草とされ、中世ヨーロッパではドラキュラを祓う植物とされています。
韓国の神話「檀君神話」では、虎と熊が人間になること願ったため、太伯(たいはく)山頂の神檀樹(しんだんじゅ)の神の樹に降臨した桓雄(かんゆう)は、100日間よもぎとにんにくだけを食べて洞窟に籠るよう虎と熊に告げました。虎は耐え兼ね洞窟を出ましたが、クマは100日間の修行を修め見事、女性になり桓雄と結婚し、檀君を生みました。
イスラム神話では、サタン(シャイターン)が人間の堕落を見届けエデンの園の外へ出たとき、左の足跡からにんにく、右の足跡から玉ねぎが生えたといいます。
英国では、幼児のゆりかごににんにくを飾り「取り替え子」に来るフェアリー(妖精)除けとしました。
このように多くの国や文化で様々な捉え方をされているにんにくですが、その品種は、大きく寒地系と暖地系に分けることができます。
日本での生産量第1位、第2位が青森県、北海道ですので、にんにくは寒いところでできる作物と思われている方も多いと思いますが、暖地系のにんにくも存在します。
寒地系のにんにくは、冬季になると成長を止め休眠するのが特徴です。雪が葉の上にいくら積もろうが、光合成できなかろうが、休眠中は問題ありません。
寒地系の特徴としては、にんにくの中では大型で、鱗片数も6片前後と少ないことから1片当たりの大きさも大きく、にんにくを丸ごと使うような料理に向いています。また、甘みが強いことも寒地系のにんにくの特徴です。
次に暖地系のにんにくですが、こちらは冬季も休眠せずに成長を続けるため、寒地系に比べて収穫時期が早く、極早生や早生などは全て暖地系の品種です。
暖地系のにんにくは、比較的小ぶりな品種が多く、鱗片数も10片~20片と小さく細かく分かれるのが特徴です。1片当たりが小さくなるので、薬味や下味用などに使用するのが一般的です。味や香りが辛く強いのが特徴で、料理ににんにくの風味や味をしっかりとつけたいときに向いています。
ちなみに大阪府全域は瀬戸内式気候に属しているため、暖地です。
豊富な品種のにんにくを取り扱っております。
日本だけでなく、海外の品種も栽培しております。
名称 | 有限会社トラキチ |
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創業 | 1890年(明治23年) 虎壱両替商會 |
設立 | 2001年(平成13年)1月10日 |
代表者 | 苗代 真平 (なわしろ しんぺい) |
所在地 | 〒562-0024 大阪府箕面市粟生新家1丁目11番22号 |
連絡先 | Tel/Fax 072-729-5244 Mobile 080-5639-7846(代表 苗代) |
info@torakichi-farm.com | |
資本金 | 300万円 |
事業内容 | 不動産 農業 貿易 |
SNS | Instagram https://www.instagram.com/torakichi_farm/ https://twitter.com/torakichi_farm/ |
1890年(明治23年) | 5代前 虎壱の屋号にて大阪市内で両替商を運営 |
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1912年~1926年(大正年間) | 4代前 イチゴや米などの生産と出荷 |
1935年~1945年(昭和10年~昭和20年) | 3代前 酒屋を経営するも戦争の影響で酒屋事業を閉鎖。 |
1956年(昭和31年) | 3代前 豊川村(現箕面市東部と茨木市西部)村会議員として当時の箕面町への編入に尽力。同村編入で箕面町は市制施行し現在の箕面市に。 |
1975年~1985年(昭和50年代) | 2代前 生花や米などを出荷、庭師としても活躍し、この地域で手掛けた庭も多い。 |
2001年(平成13年) | 1代前 箕面市土地区画整理事業や宅地開発などにより、所有の農地や土地の売却、アパートやマンション、ショールームなどの建設を機に個人事業から法人へ。 1月10日 有限会社トラキチ設立。 |
2021年(令和3年) | 当代 先代の母から代替わりで、現代表取締役が代表取締役に就任し、 農業事業の拡充、にんにく専門事業を開業。同時に大阪市内の放課後等デイサービスなどへの農業体験、就労(将来の就農)支援の講師を担当、その他農業代行事業なども行う。 |
大阪の中心部から車で30分。緑豊かな箕面市で畑をしてみませんか。
大人から子ども、初心者から経験者まで皆さまが満足できる農園ライフをサポートいたします。
必要な費用は区画利用料のみ。水道代も燃料代も肥料代も全部コミコミです。
重い肥料や堆肥、かさばる農具、ましてや耕運機など、ご自身でご準備いただくものはなく、全て貸し出し可能です。種類も豊富に揃っております。もちろん、愛用の農具やこだわりの肥料など持ち込みでも使っていただけます。
農園から半径100m以内のところに複数台分、駐車場がございます。水道も完備しておりますので、日照りで水枯れの心配はございません。
頻繁に農園に来るのが難しい方も、夏の時期の早朝や夕方の水やりなども全て当園で代行できます。例えば、植え付けと収穫のみで来られる方もいらっしゃいます。ご自身の行きたい時、来られる時でお越しいただけます。もちろん、草刈りなどのご負担もございません。
農園で収穫できた作物を当園運営の直売所、飲食店、小売店に販売していただけます。自家消費以上に収穫した場合でも余さずに無駄がありません。
市民農園などは抽選式であったり、区画の割り当てが年度ごとに変更されたりしますが、ご契約期間中は同一区画にて作り続けていただけます。ご自身で輪作や土づくりなど何年にも渡ってこだわった土にしていただけます。
初心者の方でも安心してご利用いただけますよう営農指導など、わからないことは何でも聞いていただけます。農具から耕運機の使い方、営農計画まで丁寧に指導いたします。
循環型農業のため、堆肥枠を設置しております。家庭から出る野菜くず、コーヒーかす、農園で出る残渣などを入れていただけます。畑で出たものが土の中にいる分解者でまた土となり、その土を畑に使いまた野菜ができる。そうした自然の循環を感じてみませんか。
当園と取引のある種苗店や資材店への種や苗、農業資材の発注を代行できます。ホームセンターなどで売っているものではないプロ仕様の元気な苗を手に入れられます。信頼できる種苗店が扱う苗は病気などにかかることも少なく収穫量がよいため、かえってお値段的にもお得に済みます。
所在地 | 箕面市粟生新家1丁目369番地 |
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最寄バス停 | 阪急バス「新家」停留所 徒歩3分 |
区画面積 | 15㎡(目安:60cm幅×7mの畝が2本程度) |
区画数 | 10区画 |
区画利用料 | 1万円/月 |
運営形態 | フルサービス |
貸出品・備品 | 農具各種、農業用資材各種、堆肥各種、肥料各種、耕運機2台(ホンダこまめF220 ヤンマーYK-750SP,ZLE 畝立器アタッチメント可能)、ウッドチッパー、小型チェーンソー、穴掘機(アースオーガー 52ccエンジン)、小型噴霧器 等 |
空き区画 | 2025年6月~ 1区画 |
現代の生活は生産現場と消費現場が離れており、普段口にするものがどのように出来ているのかがわからない子どもたちも多くおります。当園では、農園や農作業を通じた食育への関心や、将来的に就農を考えている子どもたちの一助になるよう農業体験を実施しております。
単に収穫だけの農業体験も開催しておりますが、土づくりや畝立て、水やりやその他の諸作業など、野菜を育てるために生産者が行っている苦労や手間な部分も丁寧に教えます。それは一時の「楽しかった」という気持ちよりも、長く心に残るものであると考えております。
子どもたちは次代を担う宝です。農業を含む一次産業の担い手不足、少子高齢化・人口減少、未来の子どもたちが直面する社会問題、その時に自分で考えて行動できる大人になっていただきたいと考えております。買えば手に入るという当たり前の消費社会から一度離れて、自分で最初から最後まで育てたものを食べる。本来の自然の循環を畑で土や野菜を触れることで体感できる場をサポートいたします。
特に、児童発達支援・放課後等デイサービスの施設からご依頼をいただきます。団体でも承りますので、まずはお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。
参考価格① | 月5万円(±2万円)程度 放課後等デイサービス施設Aの場合 月1、2回、1回あたり2時間程度の開催 児童10名前後 引率者7名程度 作業内容:植え付け~管理と収穫 貸し出し面積:30㎡程度(日常管理は当園) |
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参考価格② | 月2万円程度 放課後等デイサービス施設Bの場合 月1回 1回あたり1時間程度 児童5~8名 引率者5名程度 作業内容:収穫メイン(収穫量を卸値で請求) 他軽作業 貸し出し面積:なし |
「サツマイモ収穫」
もちろん、楽しいこともいっぱいあります。
やはり一番人気は芋掘りです。
「トウモロコシ収穫」
その日のうちに食べたという子どもたちから「とても甘かった」という声をいただいております。これも農業体験ならではの鮮度です。
「トマト植付」
夏前にはトマトの植え付け。
「ブロッコリー植付」
冬前にはブロッコリーの植え付け。
「落花生収穫」
なかなか経験できないであろう落花生の収穫。
鮮度がいいので、塩茹でで食べていただきました。
「里芋収穫」
これも好評の里芋収穫。
大阪では「こいも」「つちいも」「どろいも」などといいます。
「畝立て」
これは苦労の部分です。楽しいだけが農業ではありません。
大変な部分もしっかりと教えます。
「玉ねぎ雑草除去」
植えたら実がなるわけではないということ、農作業は雑草との闘いであることも教えます。
「ぼかし肥料作り」
自分たちで植えた野菜に与えるための肥料も自分たちで作ってもらいます。米ぬかで手がすべすべになったと喜んでいた子どもたち。
「玉ねぎ収穫」
新玉ねぎの収穫です。苦労して育った野菜を収穫するとき、子どもたちはそれまでで一番うれしそうにします。
上記は一例です。極力ご要望に沿う形で農業体験を開催したいと考えております。
お気軽にご連絡ください。
当園では、繁忙期になる毎年5月下旬から6月上旬頃と9月下旬から10月中旬頃にアルバイトを募集しております。
ご希望の方は「デイワーク」のアプリにて求人情報を掲載しますので、ご応募ください。
アプリを導入できない方は、お電話またはメールにてお問い合わせください。
ご応募はこちらのQRコードから
https://day.work/Fe7KlpiLM
作業内容 | (5月・6月)にんにくの収穫 (9月・10月)にんにくの植え付け |
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募集人数 | 1日当たり最大15人程度 |
給与 | デイワークに掲載 |
採用条件・必要資格 | なし |
労働時間 | デイワークに掲載 |
各種保険 | 労災保険 |